花火大会といえば、日本の夏になくてはならないイベントとして全国各地で催されています。
そのなかでも、最も来場者数が多い花火大会が江戸川区花火大会です。来場者数は江戸川区側だけでも90万人にものぼります。
新型コロナウイルス感染症の影響によって4年ぶりの開催となる2023年も大変な混雑が予想されます。そのため、「あまりに人が多すぎて見物に行くのが億劫になる」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は江戸川区花火大会の詳細や特徴に加えて、誰にも邪魔されずに花火鑑賞できるアニバーサリークルーズのクルージングプランの魅力について紹介していきます。
2023年度江戸川区花火大会情報
開催日時
2023年8月5日(土) 19時15分~20時30分
(悪天候の場合は中止)
例年の開催日
- 2019年8月3日 (土)
- 2018年8月4日 (土)
- 2017年8月5日 (土)
- 2016年8月6日 (土)
- 2015年8月1日 (土)
- 2014年8月2日 (土)
- 2013年8月3日 (土)
- 2012年8月4日 (土)
- 2011年 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響による電力制限のため中止。
- 2010年8月7日 (土)
打ち上げ数
14,000発
来場者数
2019年約90万人(江戸川区側のみ)
会場
東京都江戸川河川敷
(江戸川区上篠崎1丁目25番、都立篠崎公園先)
特徴
江戸川区花火大会は東京都の江戸川河川敷にて毎年8月1週の土曜日開催されている花火大会です。「エキサイティング花火」という冠に恥じない、14,000発もの花火が打ち上げられる大迫力です。
第10回大会から対岸の千葉県市川市と共同で江戸川花火大会は開催されています。2009年には江戸川側と市川市側の来場者数の合計が139万人に達し、日本の花火大会で最大の来場者数を記録しました。
江戸川区花火大会の一番の見どころはオープニングで、5秒間で1,000発に及ぶ花火を一斉に打ち上げ、派手なスタートを切ります。
そして江戸川花火大会ならではの特別な演出も特徴の一つに挙げられます。それは江戸川区花火大会は毎年8つのテーマが用意されており、そのテーマに沿った花火やBGMが一体となって会場を盛り上げます。
2018年(43回)大会のテーマと見どころ
直近に行われた2018年(43回)大会では「桜花爛漫~富士の空~」をテーマとし、江戸川の夜空に舞う桜吹雪が雄大な富士を美しく染めていきます。
そのなかでも、高さが50mにもなる国内最大級の富士山仕掛け花火が注目を集めました。
プログラム
プログラム | 詳細 |
---|---|
1 | 絢爛!江戸川夢華火!(オープニング) 19:15~ 名物の1,000発花火でスタート! |
2 | 桜花爛漫~富士の空~ 19:25~ |
3 | わくわく!ジャングルトレジャー! 19:35~ |
4 | 和火(WABI)~飛龍の舞~ 19:45~ |
5 | パステル☆イリュージョン 19:55~ |
6 | 銀色のセレナーデ 20:05~ |
7 | 疾風迅雷~ハヤテのごとく~ 20:15~ |
8 | 未来の聖火(ともしび)~輝きの向こうへ~ 20:25~ 感動のフィナーレ! |
花火大会開催時間までにいきたい江戸川区のおすすめスポット
遠方から来られる方は、花火大会が始まる前に江戸川区内を観光してみてはいかがでしょうか。
家族連れや友人同士、あるいはカップルで楽しめる施設が数多くあります。
涼しく過ごせる葛西臨海水族園
江戸川区臨海町6丁目にある葛西臨海公園には葛西臨海水族園という施設があり、600種類以上の海の生きものを見物できます。
シンボルとなっている巨大なガラスドームから足元を見下ろせば、泳いでいるマグロやペンギンを真上から見るという珍しい体験ができます。
国内最大級の規模といわれるペンギンの展示場では、100羽を超えるさまざまな種類のペンギンが暮らす様子を見られます。
また、葛西臨海公園は水族園ゾーンのほかに芝生広場ゾーン、鳥類園ゾーン、汐風の広場ゾーン、人口渚などがあり、なんとホテルシーサイド江戸川という区が管理している公共の宿泊施設も完備されています。
江戸川区名産品「小松菜」をお土産に
観光のついでに、江戸川区の名物を購入するのもおすすめです。
江戸川区といえば日本でも有数の小松菜の産地で「小松菜そば」「小松菜うどん」などの郷土料理。
変わったところでは「小松菜アイス」「小松菜焼酎」などのお土産も人気があります。江戸川区を訪れるなら、ぜひ1度は小松菜料理を食べてみてください。
江戸川区花火大会の特徴をチェック!
江戸川区花火大会はおよそ14,000発の花火が打ち上げられる、国内最大級の花火大会です。
75分間にわたって打ち上げられる花火は、毎年8つのテーマで構成されています。
2023年度のテーマと見どころは?
4年ぶりとなる2023年度花火大会でも、オープニングの5秒間に1,000発を打ち上げる恒例イベントが実施される予定です。
辺り一面がまばゆいばかりのカラフルな光に彩られる様子は、日常では見られないファンタジックそのものです。
そして、今年のテーマは江戸川区が推進するSDGsをモチーフとした「みんなのSDGs~ともに生きる未来へ~」となりました。
ほかにも、パステルカラーの花火が織りなす「彩色のカルテット」や、慰霊や悪疫退散の願いを込めて打ち上げられる花火を描いた「瑠璃色の願い」など、見どころ満載です。
プログラム
プログラム | 詳細 |
---|---|
1 | 19:15~ 「Smile again!江戸川区花火大会」 |
2 | 19:25~ 「夜明けの富士~生命の息吹き~」 |
3 | 19:35~ 「彩色のカルテット」 |
4 | 19:45~ 「ヤマトさくら~百花繚乱~」 |
5 | 19:55~ 「PINK☆EXPLOSION!」 |
6 | 20:05~ 「瑠璃色の願い」 |
7 | 20:15~ 「みんなのSDGs~ともに生きる未来へ~」 |
8 | 20:25~ 「新時代の幕開け」 |
早めの到着がおすすめ
各地から人の集まる大人気の花火大会であるため、会場やその周辺はとても混雑しています。
特に、公衆トイレや仮設トイレは大変混み合うため、事前に降車駅や会場周辺の公衆トイレを利用するのがいいかもしれません。
江戸川区花火大会のアクセス情報
電車
都営地下鉄篠崎駅から徒歩15分
電車乗り継ぎ方法
- 新宿駅からの場合:都営新宿線本八幡行きに乗車し、篠崎駅で下車。
- 東京駅からの場合:東京駅から丸の内線池袋行きに乗車し、淡路町駅で下車。その後小川町駅まで歩き、都営新宿線本八幡行きに乗車し、篠崎駅で下車。
車
首都高速一之江出入り口から約15分。江戸川河川敷周辺には駐車場がないため、近隣の駐車場に駐車する必要があります。
しかし、会場近隣は交通規制がかかってしまうので、交通規制範囲外の駐車場を見つける必要があります。
満車になりやすいですが、会場から近い篠崎駅周辺には駐車場が多数あるのでこちらを利用すると良いでしょう。
江戸川区花火大会の穴場スポット
1)篠崎公園
篠崎公園は会場から少し離れた公園です。
少し離れているため全ての演出を見られない可能性が高いですが、混雑を避けたい場合はこちらから観覧するのも良いでしょう。
2)江戸川大橋付近の土手
会場付近の土手沿いは身動きが取れないほど混雑することがありますが、江戸川大橋付近まで来れば思いのほか混雑を避けることができます。
ここから会場に近づけば近づくほど狭く、人が増えてくるので江戸川大橋付近の土手がベストです。
3)クルージングでの観覧もおすすめ
江戸川区花火大会はクルージングでの観覧もおすすめです。
土手から見る花火も素晴らしいですが、クルーザーの上から眺める花火はまさに絶景で、人混みを気にせずに鑑賞できます。
アニバーサリークルーズでは江戸川区花火大会の際、江戸川河川敷にクルーザーや屋形船を手配いたします。
人数にかかわらずクルーザーを貸切可能
アニバーサリークルーズの貸切プランでは10名様前後からご予約が可能な小型クルーザーから、210名様まで乗船が可能な大型クルーザーまで豊富なクルーザーをご用意しています。
江戸川花火大会へは、江戸川にかかる低い橋をくぐれる船だけが行くことができますので、通常時よりも船が限定されます。
ご家族や親しい友人たちだけの小規模なクルージングから会社やサークルなどの大勢の集まりまで、さまざまなニーズにお応えしますので、江戸川花火大会クルーズをぜひご検討ください。ご人数に合わせて船をご提案しますので、コンシェルジュまでお問い合わせください。
オプションも豊富に提供
いくつかのオプションを追加することで、貸切クルーズをさらに楽しめます。
思い出の花火を自分たちと共に写真に収めたい方のために記念撮影のカメラマン、楽しい夜を一層華やかでムーディにしたい方のためにジャズやサックス奏者による演奏などを提供しています。
また、リーズナブルにクルージングを楽しみたい方のために乗合でのクルージングも提供しています。
乗合のクルージングは大好評をいただいていておりますので、すぐに予約がいっぱいになってしまうことも。お早めにご予約ください。
有料席もある!?江戸川区花火大会の向こう側
江戸川区花火大会は、前日までの場所取りは一切認められておらず、良い場所を確保するのは大変です。
良い場所を確実にとるために、有料席の購入を検討される方もいるかもしれません。そこで気になるのが江戸川区花火大会における有料席の有無です。
有料席は市川市側で購入
残念ながら、江戸川区側には有料席はありません。
しかし、初めの方にお伝えしたとおり、江戸川区花火大会は市川市民納涼花火大会と共催のため、市川市民納涼花火大会には有料席が用意されています。
4名まで座れる桟敷席や2名用のペア席、1名用のイス席といった種類があります。これは当日販売がないため、事前に購入しておく必要があります。
そして有料席以外にも江戸川区側にはほとんど屋台がありませんが、市川市側には屋台がいくつもあります。
そのため、より祭り気分を味わいたいなら、市川市側で花火を鑑賞する前に屋台巡りをしてみてください。
江戸川区花火大会クルーズのモデルプラン!
アニバーサリークルーズの貸切プランでは、自由にクルージングプランを作成できます。
例えば、江戸川区花火大会を鑑賞するのに最適なモデルプランとして、以下のようなクルージングコースがあります。
江戸川区花火大会クルーズを楽しむ最適プラン
まずは、東京湾から出航して、ディズニーランドを横目に見ながら、旧江戸川を進んでいきます。次に、江戸川閘門を通過すると、江戸川区花火大会の観覧水域へと入れます。最後は花火開始1時間くらい前に観覧場所に停泊し、花火の打ち上げを待ちます。
花火開始までは、クルージングならではの楽しみ方として、食事やお酒を嗜んだり、カラオケで盛り上がったりしてみてはいかがでしょうか。
クルーザーで快適に過ごす
クルーザーの中はトイレ完備で空調も効いているため、蒸し暑い夏でも快適に過ごせます。
非日常感をより演出するなら、バルーンで船内を装飾し、パーティー気分を盛り上げるのもおすすめです。そして、いよいよ花火の開始時間になったら、デッキに出て大迫力の花火を楽しみます。
特に、江戸川区花火大会はオープニングの迫力がすごいので、見逃せません!
クルージングで時間に余裕をもって観覧場所に停泊しておけば、オープニングからゆったりと見ることができるので安心ですね。
写真撮影をカメラマンにまかせれば、花火を見るのに集中できて、思い出の写真をきれいに残せます。ぜひ、江戸川区花火大会クルーズを満喫してください。
編集長 | 高橋 知里