
花火大会といえば、日本の夏になくてはならないイベントとして全国各地で催されています。そのなかでも、圧倒的な来場者数を誇るのが「江戸川区花火大会」です。
2023年には新型コロナウイルス感染症の影響による中止を経て、実に4年ぶりの開催となり、江戸川区側だけで約90万人来場し大盛り上がりでした。
そして記念すべき第50回を迎える2025年は、さらに多くの人出が予想されます。「人混みが苦手で行くのをためらってしまう……」という方も少なくないのはないでしょうか。
せっかくの夏のイベント。できるだけストレスなく、快適な環境で花火を楽しみたいですよね。
そこで今回は、江戸川区花火大会の詳細や、混雑を避けて快適に花火鑑賞できるアニバーサリークルーズのクルージングプランの魅力についてご紹介します。
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2025年度 江戸川区花火大会の基本情報
まずは、2025年度江戸川区花火大会の開催日時や会場など、基本情報をチェックしておきましょう。
開催日時
2025年8月2日(土) 19時15分~20時20分
(悪天候の場合は中止)
例年の開催日
- 2024年8月24日(土)
- 2023年8月5日(土)
- 2019年8月3日(土)
- 2018年8月4日(土)
- 2017年8月5日(土)
- 2016年8月6日(土)
- 2015年8月1日(土)
- 2014年8月2日(土)
- 2013年8月3日(土)
- 2012年8月4日(土)
- 2011年 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響による電力制限のため中止。
- 2010年8月7日 (土)
打ち上げ数
約14,000発
来場者数
2024年の協賛席・有料席の来場者数:約3万人
会場
東京都江戸川河川敷
(江戸川区上篠崎1丁目25番、都立篠崎公園先)
江戸川区花火大会の特徴と見どころ
江戸川区花火大会は東京都の江戸川河川敷にて毎年8月の土曜日に開催されている花火大会です。
第10回から対岸の千葉県市川市と共催となり、2009年には両岸あわせて約139万人が訪れ、日本の花火大会で最大の来場者数を記録しました。
広々とした河川敷に設けられた会場では、頭上に打ち上がる大迫力の花火を間近で楽しめるのが魅力。
なかでも、江戸川区花火大会の一番の見どころはオープニングです。5秒間で1,000発に及ぶ花火を一斉に打ち上げ、派手なスタートを切ります。
また、毎年設定されるテーマに合わせた花火とBGMの演出も見どころ。
演出を手がけるのは、360年以上の伝統を持つ宗家花火「鍵屋」。厚みのある多層構造の花火や、音楽とシンクロするダイナミックな打ち上げなど、質の高い花火演出が高く評価されています。
2025年大会の注目ポイント
記念すべき第50回を迎える2025年の江戸川区花火大会では、例年以上に豪華なプログラムが用意されています。
特に注目すべきは、高さ55メートルにまで引き上げられる「富士の大仕掛け」。これは「世界で最も高い山型の仕掛け花火」としてギネス世界記録™への挑戦が予定されています。
また、今年は一般からのデザイン公募によって選ばれたオリジナル花火も登場。鍵屋による審査を経た個性豊かな花火が夜空を彩ります。
例年好評の金カムロが連続して降り注ぐクライマックス演出も健在。2025年はさらにスケールアップした見どころが満載です。
花火プログラム
全65分間、7つのテーマで構成されるプログラムは、50周年を記念するにふさわしいラインナップです。
番号 | プログラム名 | 開始時間 | 見どころ |
---|---|---|---|
1 | 祝50周年!江戸川大花火-はじまりの空- | 19:15~ | 受け継がれる情熱と魂、記念大会の開幕を飾る名物の1,000発花火でスタート! |
2 | ダイヤモンド富士-最高到達点!- | 19:25~ | 富士の大仕掛けが世界一に挑戦する、50周年にふさわしい今大会の目玉となる特別プログラム |
3 | ブルーモーメント-夏空のHarmony- | 19:35~ | 青と銀を基調に、時間差で色や形を変化させる美しい幻想的な花火演出 |
4 | Poppin’★Butterfly-キラキラハート- | 19:45~ | 公募アイデアから生まれたカラフルな蝶がポップなリズムに合わせて踊る、遊び心あふれる型物花火 |
5 | ニジイロ×キミイロ-夢咲く華火- | 19:55~ | 5色に変化する大玉や彩色小花の連続打ち、8か所同時打ちの『無限(∞)華』など圧巻の演出 |
6 | 蒼紫一閃-飽くなき進化- | 20:05~ | 技術の結晶が生み出す、緻密なコンピューター制御による高速かつ迫力ある花火演出 |
7 | Road to 1∞(ワンインフィニティ)-新たなる船出- | 20:15~ | 次なる目標「100周年」とその先の未来へ!怒涛の金カムロが大会史上最高の感動を届ける迫力満点のフィナーレ |
有料席・観覧席について
江戸川区花火大会では、前日までの場所取りは禁止されています。見やすい場所を確保したい場合は、有料席の利用がおすすめです。
2024年大会からは、一般向けの有料席に加えて、江戸川区民向けの無料の観覧席(抽選制)も設けられました。
2025年も同様に、有料席は6月14日(土)10時から7月29日(火)23時59分まで販売される予定ですが、売り切れ次第終了となります。最新情報は公式サイトを随時ご確認ください。
江戸川区花火大会のアクセス情報
江戸川区花火大会は毎年多くの来場者で賑わうため、大変混雑することが予想されます。電車やバスなどの公共交通機関を利用する場合は、早めの到着がおすすめです。
ここでは、主なアクセス方法についてご紹介します。
◆電車
都営地下鉄「篠崎駅」から徒歩約15分
◆主な乗り継ぎ例
- 新宿駅からの場合:都営新宿線「本八幡行き」に乗車し、「篠崎駅」で下車。
- 東京駅からの場合:東京メトロ丸の内線「池袋行き」に乗車し、「淡路町駅」で下車。その後徒歩で「小川町駅」へ移動。都営新宿線「本八幡行き」に乗車し、「篠崎駅」で下車。
◆車
首都高速「一之江出入口」から約15分。
江戸川河川敷周辺には駐車場がなく、当日は交通規制もかかるため、車でのアクセスは非常に困難です。やむを得ず車を利用する場合は、交通規制範囲外の駐車場を利用する必要があります。
会場から近い篠崎駅周辺にはコインパーキングが多数あるのでこちらを利用すると良いでしょう。なお、満車になる可能性が高いため事前のリサーチや予約も検討してみてください。
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花火大会前に立ち寄りたい!江戸川区のおすすめスポット
遠方から来られる方は、花火大会が始まる前に江戸川区内を観光してみてはいかがでしょうか。家族連れや友人同士、あるいはカップルで楽しめる施設が数多くあります。
涼しく過ごせる「葛西臨海水族園」
葛西臨海公園のなかにある葛西臨海水族園は、600種類以上の海の生きものが見られる水族館です。
シンボルとなっている巨大なガラスドームから足元を見下ろせば、泳いでいるマグロやペンギンを真上から見るという珍しい体験ができます。
国内最大級の規模といわれるペンギンの展示場では、100羽を超えるさまざまな種類のペンギンが暮らす様子を見られます。
また、葛西臨海公園は水族園ゾーンのほかに芝生広場ゾーン、鳥類園ゾーン、汐風の広場ゾーン、人口渚など多彩なエリアを備えた都立公園。
さらに「ホテルシーサイド江戸川」という区が管理している公共の宿泊施設も併設されています。
江戸川区名産品「小松菜グルメ」を味わおう
観光の合間に、江戸川区の名産品をチェックしてみましょう。
江戸川区といえば日本でも有数の小松菜の産地。地元では「小松菜そば」や「小松菜うどん」などの郷土料理が親しまれており、観光客にも人気です。
また、「小松菜アイス」や「小松菜焼酎」など、ユニークなお土産も多数あります。江戸川区を訪れるなら、ぜひ一度は小松菜グルメを楽しんでみてください。
江戸川区花火大会の穴場スポット
せっかくの花火鑑賞は混雑を避けてゆったりと楽しみたいもの。ここでは、江戸川区花火大会をゆったり観覧できる穴場スポットを3つご紹介します。
1)篠崎公園
会場から少し離れた場所にある「篠崎公園」は、比較的混雑が少なく、ゆったりと花火を楽しみたい方におすすめです。
打ち上げ場所から距離があるため、すべての演出を間近で見ることは難しいものの、広々とした芝生の上でくつろぎながら花火を鑑賞できます。
小さなお子様連れの方や、静かに過ごしたい方にもぴったりのスポットです。
2)江戸川大橋付近の土手
江戸川河川敷は大会当日、多くの観客で身動きが取れないほど混雑しますが、江戸川大橋付近の土手まで足を延ばせば、比較的スペースに余裕があります。
会場からやや離れたこのエリアは視界も開けており、花火全体を見渡せるのが魅力。アクセスも良好で、混雑を避けつつ雰囲気を楽しめる絶好の場所です。
3)クルージングでの観覧
もっと特別な体験をしたい方には、クルージングでの花火鑑賞がおすすめです。船の上から見る花火は、地上とは一味違う感動を味わえます。
打ち上げ会場に近いベストポジションから、迫力満点の花火を眺められるのはもちろん、水面に映る花火の幻想的な光景も見どころ。人混みを気にせず、自分たちだけの空間で優雅に楽しめるのが最大の魅力です。
アニバーサリークルーズでは江戸川河川敷に屋形船を手配し、グループ貸切でのお食事やお酒も堪能できます。大切な人との思い出づくりにぴったりです。
クルーザーは人数に応じて自由に貸切可能
アニバーサリークルーズでは、10名前後で利用できる小型クルーザーから、200名以上が乗船できる大型クルーザーまで、幅広いタイプの船をご用意しています。
江戸川花火大会へは、江戸川にかかる低い橋をくぐれる船に限られるため、当日運航できる船は限られますが、最大100名程度まで乗船可能なクルーザーをご案内可能です。
ご家族や親しい友人たちだけの小規模なクルージングから会社やサークルなどの大勢の集まりまで、目的や人数に応じた最適なプランをご提案します。
また、思い出をしっかり残したい方にはプロのカメラマンによる記念撮影、雰囲気をより特別なものにしたい方にはジャズやサックス奏者による生演奏など、多彩なオプションサービスもご用意。
花火観覧を一層ぜいたくに演出できるのも、貸切クルーズならではの魅力です。江戸川花火大会を、特別な船上空間でゆったりと楽しんでみてはいかがでしょうか。
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江戸川区花火大会クルーズのモデルプラン!
アニバーサリークルーズでは、江戸川区花火大会をゆったりと楽しめる自由度の高い貸切プランをご用意しています。
ここでは、実際にご利用いただけるモデルプランの一例をご紹介します。
東京湾から花火の特等席へ!おすすめクルージングコース
まず東京湾から出航し、ディズニーランドの景色を横目に旧江戸川を進んでいきます。
次に、江戸川閘門(こうもん)を通過し、江戸川区花火大会の観覧水域へと向かいます。打ち上げの約1時間前には、観覧場所に停泊して花火の打ち上げを待ちます。
花火が始まるまでの時間は、クルージングならではの楽しみ方が満載。景色を眺めながら食事やお酒を楽しんだり、カラオケで盛り上がったりと、非日常のひとときを過ごせます。
船上でのびのび満喫!快適&ぜいたくな観覧体験
江戸川区花火大会は例年多くの観客が訪れ、混雑や暑さ、トイレの確保などに悩まされることもしばしば。その点、クルーザーならトイレや空調が完備されているため、蒸し暑い夏でも快適に過ごせます。
非日常感をより演出するなら、バルーンで船内を装飾し、パーティー気分を盛り上げるのもおすすめです。
花火が始まったらデッキに出て、大迫力の打ち上げを堪能しましょう。特に、江戸川区花火大会は、オープニングの迫力がすごいことで知られており、最初から見逃せません。
クルージングで時間に余裕をもって観覧場所に停泊しておけば、オープニングからゆったりと見ることができるので安心です。
また、思い出をキレイに残しておきたい!という方は、写真撮影をプロのカメラマンにまかせるのもおすすめ。花火を見るのに集中でき、後日クオリティの高い写真データを受け取ることができます。
アニバーサリークルーズのコンシェルジュが、乗船人数やご要望に合わせて最適な船を提案します。
特別なひとときを過ごせる江戸川区花火大会クルーズをぜひご検討ください。
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編集長 | 高橋 知里