日本の冬の風物詩として定着した忘年会ですが、その歴史は意外にも古いものだということをご存じでしょうか？そこで今回は、忘年会が今と昔でどのように変わったのかについて、詳しく説明していきます。今年の忘年会を企画する前に、ぜひ一読ください。
昔の忘年会はどのような雰囲気？
そもそも忘年会というのは、いつから始まったものなのでしょうか？
その歴史には諸説あるのですが、最も有力な説として、鎌倉時代や室町時代が始まりだと言われています。
しかし当時の忘年会は、お酒を飲んでみんなで騒ぐといった気楽なものではなく、皇族や貴族が和歌や俳句を詠み合うような、限られた人たちだけが行える神聖な行事という認識だったようです。
では、現代の私たちがイメージするような忘年会が行われるようになった時期ですが、それは明治時代以降。
そのなかでも、勤めている企業で行われる忘年会というのが一般化したのは、昭和の高度成長期のころからだと言われています。
昭和の忘年会の特徴としては、社員一人ひとりがかくし芸をするのが主流で、ものまねや手品といった芸のほか、座布団回しや黒田節を踊る宴会芸を必ず披露しなくてはならないといったところも多かったようです。
しかし女性の社会進出が当たり前となり、企業の忘年会に女性が多く参加するようになるにつれて、芸を強制されるといったことは少なくなっていったとも言います。
そのほか、昔の忘年会の特徴としては、現在の主流である会費制ではなく、企業が忘年会や新年会のために積み立てた予算を使用していた企業が多かったということが挙げられるでしょう。
昔は現代と比べて遊ぶ場所やイベントが少なかったため、忘年会が企業の福利厚生やレクリエーションサービスの一環と捉えられていたことも要因のひとつかもしれませんね。
今の主流はコレ！
現在の忘年会ですが、少人数で行うのが主流となっているようです。
特に若い世代の方たちは、趣味仲間や学生時代の友達同士など、気の合う少数の仲間だけで忘年会を行うことが多くなっています。
また大企業の忘年会の場合でも、企業全体で忘年会を行うよりも、部署やチームごとで忘年会を企画するケースが増えています。
そして忘年会の内容についても、昔とは変化が見られます。
先ほど紹介したような、個人でかくし芸を披露するといったイベントは少なく、それよりも参加者全員が一緒に楽しめるようなゲーム大会やカラオケを行うことが多くなっています。
また、女性の参加者が増えることで、提供される料理にもこだわりが見られます。
これまでの忘年会では一般的な居酒屋で行われることが多く、料理のメニューも焼き鳥や刺身盛り合わせといった、お酒に合う定番メニューが主流となっていました。
しかし現在では、和洋中好きな料理を自由に選べるビュッフェ形式が取り入れられていたり、女性人気の高いスイーツのメニューがそろっているお店が、会場として選ばれることが多いようです。
忘年会をクルーザーで開催しよう！
このように、ひと口に忘年会といっても時代とともにそのあり方は変わってきます。
せっかくなら人とは違った楽しみ方をしたいとお考えでしたら、アニバーサリークルーズの忘年会クルージングプランを検討してみてはいかがでしょうか。
アニバーサリークルーズでのクルージングの魅力は、何といっても豪華クルーザーを丸ごと貸切にできることです。
豪華な内装のクルーザーで、優雅さとプライベート空間を満喫することができるでしょう。
料理も利用者の好みに合わせた和洋中から選べるビュッフェや船上で夜景を眺めながらのバーベキューなど、豊富に取りそろえています。
搭乗桟橋まで直通で行くことができる送迎オプションや、企業での忘年会をさらに盛り上げてくれる余興オプションなど、自分たちだけのオリジナル忘年会クルージングを自由に計画することもできます。
忘年会の計画を立てていない、という幹事様！ぜひ、アニバーサリークルーズのクルーズコンシェルジュにご相談ください！
編集長 | 高橋 知里
