祝日を単なるお休みの日という認識でいると、意味もなくだらだらと過ごして1日が終わってしまいます。文化の日がどういう経緯で作られたのかを知れば行動も変化するはずです。今回は文化の日の有意義な過ごし方をご紹介します。
「文化の日」の意味とは?
日本国憲法は昭和21年の11月3日に公布され、昭和22年の5月3日に施行されました。
憲法記念日とされたのは5月3日の方ですが、戦後日本の方針を宣言した11月3日も後世に残すべき大切な日です。
11月3日はもともと明治節という祝日でしたが憲法改正をきっかけに文化の日と名前を変え、自由と平和を愛する日や文化をすすめる日という意味を持つようになりました。
わたしたちが日々を健康に過ごし、芸術やスポーツなど好きなことに取り組むことができているのは平和な社会が築かれているからなのですね。
日本のこれまで歩んできた歴史とこれからのより良い未来を意識する機会として、11月3日はぜひ文化の日という祝日の意味を考えてみるようにしましょう。
国や自治体でも文化の日の意味を忘れないようにさまざまなイベントを開催しています。
博物館や美術館の無料開放、芸術や音楽に関連する行事など気軽に足を運べるものもありますので探して参加してみてください。
文化を学ぶなら隅田川北上コース!
せっかくの休日はのんびり過ごしたいけれど、文化の日というからには意味のある1日にしたいという方におすすめなのがクルージングです。
隅田川北上コースではたくさんの橋を間近で見ることができるので、その歴史に思いをはせてみましょう。
例えば、スカイツリーが見えるスポットである永代橋は江戸時代に徳川綱吉の50歳を祝して作られたという説があり、のちに赤穂浪士は吉良上野介屋敷への討ち入りの後にこの橋を渡って泉岳寺へ引き上げたそうです。
最近では地震が頻発しており自然災害に関心が集まっていますが、新大橋が関東大震災の際に避難の道として多くの命を救った橋であることや、永代橋と対になる設計の清州橋は関東大震災の震災復興事業として設置された橋であることをご存じでしょうか?
クルージングは学習意欲を持つ機会としても良いので文化の日の過ごし方にぴったりです。
ほかにも、隅田川大橋、駒形橋、厩橋、蔵前橋、両国橋、中央大橋、佃大橋といった歴史ある橋を見ることができますよ。
文化の日はぜひ、アニバーサリークルーズの隅田川北上コースをお楽しみください!
編集長 | 高橋 知里