お台場を含めた東京湾が「江戸湊」と呼ばれていた頃、物資の物流拠点となる桟橋では舟遊びの文化が栄えていました。時代が進むにつれて、国際貿易港として利用される東京港が誕生して、埠頭の整備も進められてきたそうです。
桟橋や埠頭にはそれぞれ深い歴史がある
東京湾は、今や日本国内の重要な物流拠点として利用されています。
東京湾をクルージングする際に、多くの桟橋や埠頭を見かけることがありますが、それらには深い歴史があります。
東京湾は、1457年に「江戸湊」として開かれ、江戸時代には人々の生活に必要な物資の物流拠点として栄えていました。
物資は整備された水路で運ばれ、河岸に作られた桟橋から荷揚げされます。
桟橋の周辺には、物資を保管する蔵をはじめ問屋や市場などが作られ、そこで働く人々のための商店や飲食店も立ち並ぶようになりました。
また、水路は舟遊びの文化も生み出していて、船を移動手段として用いるほかにも、船上で料理やお酒を楽しんだり、花火や夕涼みなどを楽しんでいました。
明治時代になると、隅田川の河口を利用する小型船を対象にした整備が行われます。
大正時代には関東大震災を機に大型船も航行できるように整備され、最初の埠頭となる日の出埠頭が建設されました。
昭和時代には芝浦埠頭と竹芝埠頭の完成を経て、国際貿易港・東京港が誕生します。
その後、戦後の復興と高度成長期を経て、晴海埠頭や大井コンテナ埠頭などの整備が行われています。
時代が進むにつれ、東京湾では新しい要請に応えるように最新鋭の港湾施設を整備したり、首都圏を中心に東日本全域の物資流通の要としてにぎわっています。
青い空と東京タワーのコラボは最強!
東京を代表する観光地として、東京タワーがあります。
東京タワーは、昭和33年に高さ333メートルの総合電波塔として開業されました。
現在、電波塔としての役割は東京スカイツリーに託していますが、今でも東京のシンボルとして多くの人たちに愛されています。
東京タワーには、東京の景観をたんのうできる2種類の展望台を備えています。
展望台のほかにも水族館があり、ほかの水族館ではお目にかかれない魚が多く展示されています。
休日になると、東京タワーの階段が開放されます。段数は600段もあり、約15分で登れるそうなので、軽い運動として登ってみてはがいかがでしょう。
タワーの脚下には、商業ビル「フットタウン」があり、カフェやレストラン、グッズショップなどが充実しています。
また、東京タワーは夜になるとライトアップされます。
ライトアップには「ランドマークライト」と、土曜日に2時間だけ限定で点灯する「ダイヤモンドヴェール」の2種類があります。
イベントのときには特殊なイルミネーションが施され、一味違ったライトアップの東京タワーが見られます。
夜の東京タワーも良いですが、昼間に見る東京タワーにも魅力があります。
青い空を背景に眺める東京タワーは、ほかに類を見ない格別な風景として楽しめますよ。
レインボーブリッジは夜景にぴったり!
東京の有名な観光地を一望してみたいのでしたら、東京湾のクルージングはいかがでしょうか。
アニバーサリークルーズでは、お台場を1周するクルージングを用意しています。
貸切クルーザーに乗って東京湾を航行すると、東京のシンボルである東京タワーを筆頭に、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズなどを含めたビル群、お台場側に立ち並ぶフジテレビの本社ビルや大観覧車があるパレットタウンなどを眺めることができます。
東京湾のクルージングで一番のメインとなるのが、レインボーブリッジです。
芝浦とお台場を結ぶレインボーブリッジは、ある特定の時期になると7色にライトアップされます。
迫力がある7色のレインボーブリッジは、夜景に最高の演出を与えてくれますよ。
虹色にライトアップされている時期以外の通常のライトも、水面にきらきらと美しく反射して夜景を彩ってくれます。
クルーザーに乗りながらレインボーブリッジを見上げることができたり、レインボーブリッジをバックにして乾杯や記念撮影ができたりするのは、クルージングならではの醍醐味といえるでしょう。
東京湾のクルージングは、クルーザーの選択や食事メニュー、クルーズのオプションなどをお客様が自由に選択することができます。
普段とは違った東京観光をお考えでしたら、お台場を航行する東京湾のクルージングがおすすめです。
編集長 | 高橋 知里